■About: Hacienda

DJというのは、ダンスミュージックが内包しているプリミティヴなグルーヴを引き出せなくてはダメだ。それは、雑誌で紹介された最新のトラックをただ垂れ流していたってダメだし、「古き良き」幻想に取り憑かれ、小さな新しい変化を無視してしまってもダメだ。矮小な「ジャンル」という枠にとらわれ、排他的な感情さえ芽生えてしまっているシーンなんて話にならない。現在、大都市・地方都市を問わず、「ハウス〜テクノ」を冠したパーティやDJは数多く存在する。しかし、そのうちの幾つのパーティが、そして何人のDJがその荒々しくも魅惑的なグルーヴを引き出せているだろう・・・

「Hacienda」は、そんなプリミティヴなグルーヴでフロアを満たすために静岡市内のクラブで始まったパーティだ。重傷のダンスミュージック・ジャンキーから、お気軽に飛び込んで来た週末の酔っぱらいまで、全ての人にクラブで遊ぶ楽しさを伝えたい。力強いグルーヴに激しく身をよじらせるも良し、弾ける音の粒に陶酔するも良し、朝まで浴びるほど酒を呑むも良し、女の子をナンパしまくってフラれまくるも良し・・・みんなが自分勝手に楽しめば良い。

「フロアの一体感」なんて使い古されたガキ臭い共同幻想にはそろそろ飽きて来たところだ。クラウド達はもっと「自分勝手で自由な遊び」を楽しめば良い。DJ達はそんな「遊び」をもっと魅力的に、幻想的に、熱く、そして時にはクールに演出するために古今東西様々なトラックを繋いでいく。20年ほど前、ある英国のアーティストは観客に向かってこう叫んだ。『90年代の主役はオーデイエンスだ!』と。それが世に言う「セカンド・サマー・オブ・ラヴ」の幕開けだった。しかし21世紀になってもダンスフロアの喜びは変わりはしない。ここ静岡の「Hacienda」でも主役はクラウド達なのだ。

私たち「Hacienda」のメンバーはフロアにもう一度そんな自由を取り戻すために、今夜もターンテーブルの前に立つ。

■Resident DJs

Ishikawa

Ishikawa

90年代初頭バンド活動をするかたわら、シカゴハウス、デトロイトテクノ、UK/ジャーマントランス等の影響を受け、エレクトリック・ミュージックの制作を開始。95年頃から本格的にDJ/トラックメーカーとして静岡のクラブ「No.3」を中心に活動を始める。「テクノ」というダンスミュージックがまだまだ誤解と偏見にさらされていた中、ハードでトリッキーなプレイで当時のシーンを湧かせた。

21世紀に入り、数年間の充電期間を経て06年より自らオーガナイズするパーティ、「Hacienda」をスタートさせ再始動。他のテクノDJとはひと味違う変化球多用な選曲でありながら、一貫したファットなグルーヴは一度体験したらヤミツキになるだろう。また、ファンキーなビートの中にも緩急をつけたライヴPAでも多くのオーディエンスを湧かせ、高い評価をうけている。

ysk

ysk

2000年頃よりDJとしてのキャリアをスタート。以来静岡で行われた数々のpartyへの参加、オーガナイズを経験し、2007年より"Hacienda"のレジデントに抜擢される。重心の低いグルーウ゛を軸に、techno〜houseを独特の感性でmixしながら、常にフロアとのコミュニケーションを図ることよって創り上げられていく彼のプレイは時間の経過を忘れさせる不思議な魅力があり、多くのクラウド達、DJ達から高い評価を受けている。

09年よりculb JAKATAで開催される自らがオーガナイズするparty、"monent"を始動させ、より一層の活躍が期待される。

Shida

Shida

学生時代HIPHOPにハマり、ターンテーブルとミキサーを購入したところから紆余曲折、様々なダンスミュージックにのめり込んでいった彼は、その後dubbyでdeepなハウスミュージックにハメられ、トんでしまう。

2008年syncrovibesにて本格的にDJとしてのキャリアをスタートさせると、新人とは思えない堂々としたプレイを買われ、その場でHaciendaにスカウトされる。彼のプレイは所謂ミニマルダブ〜ディスコダブ的な太く深い音をサイケデリック且つトリッピーな感性で紡ぎ、聴く者を深海から宇宙の果てまでズブズブと誘う。現在はHacienda以外にもユルーく様々なpartyにて活躍中。今後更なる飛躍を期待されているDJの一人。

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